こんにちは♪皆さん多肉植物ライフいかがお過ごしでしょうか?
最近は、多肉植物を取り扱う店舗も増え、身近にいろいろな品種が手に入る環境になってきているように感じます
また、エケベリアの世界では、多くの特徴ある生産者さんが輸入された園芸品種や交配した実生苗を販売しており多種多様な賑わいをみせていますね
そこで今回は、初めて多肉植物の苗を購入した方向けに、購入後の植え替え方法について、お知らせしたいと思います
多肉歴の長いタニラーさんも、ぜひ初心に戻ったつもりで見ていただけたら幸いです
それでは、購入した苗の状態から確認していきましょう
多肉植物の販売先での状態
先ほども紹介したように、多肉植物を取り扱う店舗も多くなり販売されている苗の状態もその店舗によって様々です
今回は、紹介できませんが「カット苗」や「フェス巻き」といった形態での販売があるのも多肉植物の特徴だと思います
カット苗」や「フェス巻き」といった形態での管理方法については、また別で紹介したいと思います
ポリポット(ビニールポット:軟質プラスチック製)
最もオーソドックスな状態がポリポットに植えられた状態での販売です
当店『多肉植物専門店MYplus』でも、多くの苗はこのポリポットで販売しています
現在は、多くの色が用意されていますが、黒が一般的、白色もちらほら見かけますし、なかには透明のものもありますね
ホームセンター等でも入手しやすく軽量で扱いやすいですが
何年もこのまま管理するには無理があります、あくまでも一時的な管理状態とお考え下さい
プラポット(プラスチック鉢)
こちらもよく販売されている状態です
色も様々ありますし、スリットと言う切れ込みが入った通気性・排水性を向上させたものもあります
ポリポットよりも固いため安定して置くことができますね
多肉植物でも特にエケベリアの愛好家の中で、今人気があるものが、「兼弥産業株式会社」さんの『A‐25』という商品があります
特に白色は、夏場の鉢の温度上昇を抑える効果を期待してか、すごく人気があります
『A-25』の25はサイズです、もちろん大きいものもあります確か50までかな?
『多肉植物専門店MYplus』でもポリポットの化粧鉢として取り扱いしています
鉢(陶器・金属)
鉢に植えてある状態です
鉢の素材も色々ありますし形も様々です
当店『多肉植物専門店MYplus』では、寄せ植えやちまちま寄せなどは、当店が厳選した鉢に植えていますよ
さきほども紹介しましたが、ポリポットもプラポットも鉢ではあるのですが、最大の特徴が軽く扱いやすく大量の苗を管理する生産者向けの鉢です
そのまま飾るとなると味気ない感じがします
なので、やっぱりお気に入りの苗を購入したら、お気に入りの鉢に植え替えて、自宅の庭やベランダに飾りたいですね
お気に入りの鉢に植え替えよう
鉢の形や素材などで、それぞれ特徴があり通気性や排水性といった考えたい点もありますが、一般的な多肉植物の管理では、そこまで気にせずお好みで鉢を選んで植え替えてみましょう
植え替えの方法
1.鉢を選びます
今回は、植え替える苗が、2号サイズのポリポットです
鉢は、素材が陶器のサイズが2.5号程度の鉢を選びました
この鉢は、『多肉植物専門店MYplus』での寄せ植え体験用で仕入れた鉢でもあります
色は、5色ありますが、今回は緑を選択しましたよ
少し小さいですが、底穴はあいています
多肉植物の管理では、排水性は非常に大事なことなので、排水できる底穴はあったほうがよいです
底穴のあいていない鉢で、どうしてもデザインが好きで「これに植えたい♪」というものがあれば底穴を自分であけてもいいですね
こちらで紹介しています
2.苗の状態を観察します
苗の状態を確認します
注意点として次の点を確認します
- 葉にしっかり水が蓄えられているか?
- 土は水がきれているか?
- 品種などがわかるタグがついているか?
- 虫やカビの発生はないか?
確認する際は、上からだけでなく横からも確認します
特に、「葉に水分がない」と、植え替え後にすぐに水やりはしないほうがよいため下葉から枯れこんでいくので十分に葉に水分が蓄えられている状態(葉がむちむち、ぱんぱん)が望ましいです
さらに、「土の水分がきれていない」と、植え替え中に細菌感染等で苗に悪影響がでやすいですし、植え替え作業自体もしにくくなります
ポリポットの側面を指でやさしく揉んで、土をほぐしポットから苗を出します
その際に、ポット内の土の様子や根の様子を観察します
今回は、「春」の植え替えということもあり根はすごくいい状態でした
白く見える根が新しい若い根です、しっかりと水分を吸収してくれます
3.鉢底ネットを敷きます
底穴には、鉢底ネットを敷きます
今回の穴は小さいので、必要なかったかもしれませんが・・・
鉢底ネットは、キッチン用の水切りネットなどをカットして使用することもおすすめです
4.鉢底石を入れます
次に、鉢底石を入れます
入れる量は、鉢の深さの1/4~1/3程度で大丈夫です
これも、排水性を高め鉢の中の状態をよくするためです
今回の鉢底石には、ボラ土(日向土)を使用しています
『多肉植物専門店MYplus』の鉢底石は、このボラ土が多いです
九州では、比較的手に入れやすく安価なので重宝します
その他の代わりになるものでも大丈夫です
5.苗の根の処理をします
やさしく土を落としていきます
一般的な花などは、直接根を触ることを嫌うものもありますが、多肉植物は比較的に大丈夫です
指で触って、ポロポロと取れる黒っぽい根は、古く役目を終えた根なので取り除きます
その際に、ハサミなどでカットすると、新しい根が発根しやすくなります
ハサミは、消毒(アルコール・加熱)してから使用しましょう
6.新しい土を使って植え替えます
苗の高さに、気を付けながら新しい土を入れて植え替えします
土は、鉢をトントンと軽くたたいたり、揺らしながら根と根の間に土を流し込んでいく様子をイメージしながら入れるとよいです
最後に、バランスを確認します
そして、忘れずに品種名などを書いたタグを挿しておきましょう
このタグ挿しを忘れると、名無しの苗になってしまいます
品種名を忘れないようにしたい方は、後からではなくその時に必ずしましょう
7.害虫予防もしておこう
7番目は、おまけの追加ですが
せっかくなら植え替えのタイミングで防虫対策を行います
多肉植物管理での薬剤として、最も有名かもしれません『オルトランDX』です
多肉植物は、乾燥気味での管理を行うため「カイガラムシ」が付きやすいです
『オルトランDX』は、この「カイガラムシ」に効果があります
白い粒の薬剤です
できるだけ素手での使用を避けたいので、スプーンなどを使用して土になじませてください
効果は、約1ヵ月です、定期的な散布をすれば効果的です
植え替え後の管理と注意点
購入した苗の植え替え後の管理は、すぐに水やりをせずに、しっかりと根が新しい土に馴染んでから「水やり」しましょう
これも細菌感染を防ぐためです
苗の種類や大きさにもよりますが、目安として3日から7日後からの「水やり」が理想です
それと、この植え替え作業について、注意点があります
- 苗の品種の生育期が何型か?確認します
「春・秋型」「夏型」「冬型」で分類されています、それらの生育期以外ではあまり土をいじらないほうが無難です - 購入してすぐの植え替えも避けたいところ
購入したばかりの苗は、販売先での環境からあなたのもとに移動したばかりです、新しい環境に慣れさせてから植え替えしてあげましょう - 植え替える鉢のサイズは、今より少し大きいサイズを選びましょう
鉢増しすることで、苗をより大きくします。いきなり大きなサイズに植え替えると鉢の中の土が乾きにくく根腐れの原因になるため少しづつのサイズアップが理想です
さて、今回は、購入した苗を新しい鉢に植え替える作業を中心に紹介しました
購入した苗が、ご自宅の環境に慣れたら、ぜひみなさんも、お気に入りの苗をお気に入りの鉢で、育ててみてください♪
それでは、『 あなたと わたしに 多肉植物のある生活をplus♪ 』ありがとうございました