こんにちは、皆さんの多肉植物ライフはいかがでしょうか?皆さんの苗は、元気ですか?
さて、今回は、
どうしても!この鉢に多肉植物を植えたい!けど鉢底に穴があいてないの・・・どうしたらいいですか?
このような質問にお答えして、お気に入りの鉢に、大好きな多肉植物を植えられるように、鉢底の穴のあけ方についてご紹介していきたいと思います
鉢とは?
鉢とは?で検索すると
鉢とは、皿より深く、壺よりは浅く、口の開いた容器のことである。
Wikipedia
なんて哲学のような表現で紹介されています
まぁ、ざっくり言えば、飾りたいもの(今は多肉植物)を入れる容器(うつわ)のことですね
この今表現した「植物を飾りたい器」という意味では、いろいろなものがあります
素材も形も色も・・たくさんあります
なので、私たちは、例えば100均のお店に行くと、
この容器に、あの苗入れたら 可愛いかも!
あの容器なら、この苗植えたら カッコイイだろうなぁ
という目線で、一般的に植物の植木鉢として販売されているもの以外でも、多肉植物の鉢にできないか?と考えてしまいます
そんな時に、確認することが、「底に穴があいているか?」です
なぜ、底穴が必要なのか?
多肉植物を育てる上で、と言うより植物を育てる上で、大切な3つの要素があります
それは、『光』・『水』・『風』です
こちらは『これで初心者卒業!基本的な多肉植物の育て方』で詳しく紹介しています
その中でも、『水』の要素にかかわります
植物は根から水分を吸収しますし、また根は呼吸もしています
なので、底穴のない器に水やりをすると、排水がされずに根が窒息してしまうのです
乾燥や日差しに強い多肉植物ですが、長い期間濡れているような湿度の高い状態は苦手です
そこで「排水性」を高めるための穴が必要なのです!
底穴をあける方法
必要性が理解できたので、では実際に「穴のあけ方」をご紹介します
鉢にしたいものの素材で「穴のあけ方」「使う道具」に違いがあります
ブリキ(金属)・木製・プラスチック
素材が、ブリキ(金属)・木製・プラスチックのものでは、
- 「使う道具」は、きり や ドリル です
この穴のあけ方については、簡単なので今回は省略します
詳しく教えてほしいなどの要望があれば、またしっかりと掲載したいと思います
陶器・ガラス
素材が、陶器・ガラスのものでは、
ポンチを使って陶器に、穴をあける
- 「使う道具」は、ポンチ です
- 先の鋭い杭のようなものをハンマーで打ち込みあける方法です
今回は、3種類の陶器を用意しました
①初めに、穴をあける位置にテープを貼ります
・テープについては、どんなものでも構いません
・器の外側からポンチを打ち込んで穴をあけるため、テープを貼るのは、器の内側です
・どうしても、ポンチでの穴あけは、打ち込む反対の面(今回は内側)が欠けて広がりやすいためです
②次に、器の内側に砂を隙間なく入れておき、器をひっくり返して砂に埋めておきます
・この隙間がない状態があるため、たたく圧力が分散され割れずに穴をあけることができます
③ポンチの先を穴をあけたい位置に合わせて、ハンマーでたたきます
・こんな感じです
・いきなり強くではなく、少しづつ数回に分けて貫通させるイメージでたたきます
・ハンマーが古く汚いのはご愛敬で(汗)
・外側から見たらこんな感じです
・内側のテープをはがすとこんな感じです
・やっぱり少し広がって崩れてしまいます
・内側は土を入れるので、目立たないのでOKです
・他の器でも同じようになります
・塗料がついていると広がりがよくわかります
・特にこの器は、広がってしまいました
お気に入りの器を、できるだけ傷のない状態で穴をあけることはできないかな?
コアドリル(ホールソー)を使って陶器に穴をあける
「たに男」さんのように、やっぱり穴のあいた器の見た目にもこだわりたい場合や失敗して割ってしまうのが怖い場合は、「コアドリル(ホールソー)」を使ってあけましょう
- 「使う道具」は、コアドリル(ホールソー) です
- 丸い筒状のものを電動ドリルで回しあける方法です
今回、用意したのは、こちらの「溶着ダイヤモンドコアドリル」です
・左のものは「ポンチ」
①電動ドリルドライバーに「コアドリル」を装着して、回転させて穴をあけます
・はじめ「コアドリル」が滑るため付属のガイドを使うか、斜めに当てながら食い込むきっかけを付けてあげます
・摩擦で熱をもつため水で冷やしながら作業をします
・貫通する瞬間に、ドリルを器にぶつけないようにしましょう
・内側もきれいに穴をあけることができます
・ポンチに比べると少し時間がかかります
底穴をあけることで
底穴をあけることで、なんでも鉢にすることができます
長く愛用していたマグカップから果物の缶詰など、いろいろなものが鉢にできる楽しさは無限です
多肉植物を植える鉢に、穴をあけることは、排水性を向上させ管理しやすくさせるためにも必要です
穴をあける方法は、素材によっていくつかあります
道具としては、「きり」「ドリル」「ポンチ」「コアドリル」などあります
どれも、少し慣れが必要です、工具も使用するので安全に気をつけて作業してください
それでは、『 あなたと わたしに 多肉植物のある生活をplus♪ 』ありがとうございました