
「多肉植物の土って、結局どれを選べばいいの?」
この疑問にこたえるために、
これまでの記事で、多肉植物の土の選び方や、土を自分でブレンドする方法をご紹介してきました。
市販の土を選んだり、自分でブレンドしたり。
土について知れば知るほど、多肉植物の土には「水はけ」「水持ち」「通気性」「保肥性」など、いろいろなことが関係していると分かってきます。
そして、その後には、

「どんな土がいいか迷ってきたよ、多肉植物専門店MYplusでは、どんな土を使ってるの?」
と興味をもたれた方もいると思いますので
今回は土の話の続きとして、多肉植物専門店MYplusが実際の生産で使っているオリジナル配合土についてお話しします。
多肉植物の土、いろいろな種類の土をブレンドする理由
この記事でも紹介していますが、多肉植物の土に配合されている原料となる土には、それぞれ得意な特徴があります。
水を抜きやすい、水分を保ちやすい、肥料分を保ちやすい、など。
それらを組み合わせれば、自分の環境に合った土を作ることもできます。

MYplusのオリジナル配合土は、どうして生まれた?
MYplusのオリジナル配合土は、最初から「8種類の土を使おう!」と決めて作ったわけではありません。
多肉植物を育てながら、「もう少しこうしたい」「この部分を補いたい」
と試していった結果、少しずつ今の形になっていきました。
MYplusで多肉植物を育てるための「基本の土」が欲しかった
多肉植物を生産していると、たくさんの苗を同じ環境で育てることになります。
もちろん品種によって違いはありますが、まずは生産の基本となる「土」が必要です。
もちろん、ボラ土と鹿沼土など、比較的シンプルな組み合わせでも多肉植物は育ちます。
でも、鹿児島のビニールハウスでは、季節によって土の乾き方が大きく変わります。
ボラ土だけでは、水が抜けるのが早すぎると感じることもありました。
そこで、
「もう少し水分を保てるようにしたい」
というところから、少しずつ別の素材を加えていきました。
2年間の試行錯誤から、8種混合の配合土へ
そうして、いろいろな素材を試していくこと約2年。

使ってみて、比べて、また変えて
そんな試行錯誤を繰り返して、現在の8種類の配合にたどり着きました。
ボラ土・鹿沼土|排水性と土の土台をつくる
- ボラ土

- 鹿沼土

ボラ土や鹿沼土は、土のベースとなる素材です。
特にボラ土は粒の大きさによって使い分け、苗には細かめの粒、大きな株などには大きめの粒を使うこともあります。
赤玉土・ピートモス|水分を保つ力を調整する
- 赤玉土

- ピートモス

ボラ土や鹿沼土だけでは乾きすぎることがあるため、赤玉土やピートモスを加えています。
多肉植物だからといって、ただ水を早く抜けばいいわけではありません。
水やりをしたあと、必要な水分が土に残り、根が水分を利用できることも大切です。
バーミキュライト|水分と肥料分を保つ
- バーミキュライト

バーミキュライトは、水分や肥料分を保つ性質を持つ素材です。
土全体の中で、それぞれの素材が違った役割を持つように組み合わせています。
もみ殻くん炭|土の環境を整える
- もみ殻燻炭

土の酸性が強くなってきたときに、㏗調整する目的でもみ殻くん炭を取り入れました。
土の環境を整える素材として、MYplusの配合には欠かせない存在です。
パーライト|土全体のバランスを整える
- パーライト

パーライトは軽く、排水性を補う素材です。
いろいろな素材を組み合わせる中で、土全体のバランスを考えて加えています。
花・野菜用培養土|必要な肥料分を補う
- 花と野菜の培養土

MYplusの配合土には、花や野菜用の培養土も入っています。
これは、多肉植物を育てる中で、もう少し成長を助ける肥料分が欲しいと感じたことから加えるようになりました。
ただし、肥料をたくさん入れればいいわけではありません。
必要な分量を考えながら、全体のバランスを見ています。
試して、比べて、今の8種類にたどり着きました
これ以外にも、川砂やゼオライト、軽石など、いろいろな素材も試してきました。
その中から、

「育てやすさ」「材料を揃える手間」「混ぜるコスト」「実際の苗の育ち方」
などを考えて、現在の8種類に落ち着きました。
ちなみに「8」という数字は、縁起の良さも少し意識しています。
配合の具体的な割合は、MYplusの大切な部分なので秘密です。
今でも「もっと良い土」を探し続けています

「この配合が完成形!」
と思っているわけではありません。
今でも培養土の部分を見直したり、バーミキュライトの粒をもう少し大きくできないか探したりしています。
多肉植物を育てていると、季節や環境によって「もう少しこうしたい」と思うことがあります。
MYplusの土も、そんな試行錯誤の中で少しずつ変化しています。
MYplusでは、この土を実際にどう使っている?
では、実際にこの土で多肉植物を育てると、どんな感じなのか。
ここからは、MYplusでの使い方や、実際に感じていることをお話しします。
多肉植物の生産で「基本の土」として使っています
MYplusでは、この8種混合のオリジナル配合土を、多肉植物の生産で基本の土として使っています。
水やりをすると、鉢底からしっかり水が流れるまでたっぷり与えます。
余分な水分は抜け、その後は土がゆっくり乾いていきます。
季節や天候によって乾き方は変わりますが、MYplusでは土がしっかり乾くまで待ってから、次の水やりをしています。

『基本的な多肉植物の育て方』は、こちらで詳しく紹介しています
「何日に1回」と決めるのではなく、土の乾き方と苗の様子を見る。
これは土選びだけでなく、多肉植物を育てるうえで大切にしていることです。
根がしっかり張り、苗の成長を感じています
この土を使っていて、MYplusが特に感じているのが、根の張りです。
粒の大きさが比較的揃っているため、根が土をつかみやすく、しっかり根を張っている苗が多いと感じています。
また、土の中で水分が長く残り続けないようにしているため、適切な水やりを心がけていれば、MYplusでは根腐れが起こることもほとんどありません。
もちろん、どんな土でも水を与えすぎれば根腐れにつながることがあります。
大切なのは、

土に合わせて水やりをするのではなく、苗と土の状態を見ながら水やりをすること。
だと考えています。
根が鉢いっぱいになったら、春の植え替えを考える
2号ポットで育てている苗は、1年ほどすると根が鉢いっぱいになることがあります。
根がしっかり張ってくると、秋から冬にかけての色づきも深くなってきます。
その後、根がいっぱいになってきたら、春の植え替えがおすすめです。
ただし、多肉植物は必ず毎年植え替えなければいけない植物ではありません。
根がいっぱいになっていても、今の大きさで楽しめているなら、そのまま育てるのもひとつの方法です。
「もっと大きく育てたい」と思ったときに、植え替えを考えてみてください。
苗や育てる環境に合わせて、少しアレンジしてもOK
多肉植物は品種も育てる環境もさまざま。
「もう少し水持ちがほしい」「大きな株を育てたい」
そんなときは、少しアレンジして使うこともできます。
まずはそのまま使って、苗の様子を見てみる

初めてMYplusの土を使う方は、まずはそのまま使ってみるのがおすすめです。
いろいろな土を混ぜなくても、この土だけでしっかり育てることができます。
そのうえで、
「もう少し水持ちがほしい」
「もっと乾きやすい土にしたい」
と感じたときに、少しずつ調整してみてください。
水を好む品種には、水持ちを少しプラス
小さな葉のセダムや、葉が薄めのエケベリアなど、水分を好む品種では、育てる環境によってもう少し水持ちが欲しいと感じることがあります。
そんなときは、水分を保ちやすい土を少し加えて調整することもできます。
最初から大きく配合を変えるのではなく、少量から試してみるのがおすすめです。
大きな株には、粒の大きなボラ土をプラス
親株など、大きく育った多肉植物では、根をしっかり張らせるために、粒の大きなボラ土を加えることもあります。
- ボラ土(粒:中)

苗が小さいうちは細かめの粒、大きな株では大きめの粒。
同じ多肉植物でも、成長段階によって土を変えてみるのも面白いですよ。
MYplusのオリジナル配合土は、こんな方におすすめ
何種類もの土を揃えてブレンドするのは大変という方

「自分でブレンドしてみたいけど、8種類揃えるのは大変」
そんな方には、MYplusのオリジナル配合土がおすすめです。
材料をひとつずつ買って計量する必要がありません。
市販の多肉植物用土から、もう一歩こだわってみたい方
市販の多肉植物用土でも、多肉植物を育てることはできます。
でも、

「せっかくなら、もう少しこだわってみたい」
という方にも。
MYplusが実際の生産で使っている土を、一度試してみてください。
MYplusが実際に使っている土で育ててみたい方
MYplusの苗を購入してくださった方にも、ぜひ使っていただきたい土です。
苗を植え替えるときに、
「MYplusでは、この土で育てているんだ」
と思ってもらえたら嬉しいです。
土づくりに迷わず、多肉植物を楽しみたい方
土づくりも多肉植物の楽しみのひとつ。
ですが、土に悩みすぎて、なかなか植え替えができないのはもったいないですよね。
まずは使いやすい土から始めて、苗を観察しながら、自分に合う育て方を探していく。
それでも十分、多肉植物を楽しめます。
MYplusの土で、もっと多肉植物を楽しもう
まずはMYplusの苗を、そのまま育ててみる
多肉植物を育てるとき、土はとても大切です。
だからこそ、土はMYplusのオリジナル配合土にまかせて
「かわいいな」
「かっこいいな」
と思いながら育ててみてください。
土が乾いたら水を与え、日当たりや風通しを考えながら、苗の変化を楽しむ。
そんなところから始めてみましょう。
春の植え替えで、土を変えてみるのもおすすめ
春になって植え替えのタイミングがきて
「もう少し大きくしたい」
「根がいっぱいになってきた」
と感じたら、そのタイミングで、MYplusのオリジナル配合土を使ってみるのもおすすめです。
MYplusが実際に使っている土を、あなたの多肉植物にも
MYplusのオリジナル配合土は、ただ8種類の土を混ぜた商品ではありません。
MYplusが多肉植物を育てながら、
「もっとこうしたい」
「この素材を加えたらどうだろう?」
と試行錯誤を重ねてきた、MYplusの育て方が詰まった土です。
MYplusの土が、みなさんの『多肉植物との楽しい時間』のきっかけになれば嬉しいです。

MYplusのオリジナル配合土で、土から始まる多肉植物のある暮らしを楽しんでみてください。
あなたに わたしに 多肉植物のある生活をplus ぷらす♪
- MYplusオリジナル配合土



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