多肉植物を育てる土を購入しようと思って、ホームセンターや園芸店に行ってみると、
「多肉植物の土」
「サボテンの土」
「花と野菜の培養土」
など、本当にたくさんの土が並んでいます。

結局、どの土を選べばいいの?
そんなふうに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
多肉植物は乾燥に強い植物ですが、だからといって「水がいらない植物」ではありません。
大切なのは、水を与えたあとに余分な水が抜け、土の中に空気が通り、その後きちんと乾いていくこと。
そして、もうひとつ大切なのが、自分が多肉植物を育てる環境に合った土を選ぶことです。
この記事では、ホームセンターなどで購入できる市販の培養土を中心に、
- 多肉植物にはどんな土が向いているのか
- 市販の土を選ぶとき、どこを見ればいいのか
- 土の粒や原料はどう考えればいいのか
- 市販の土を自分好みにアレンジする方法
- MYplusが考える「育てやすい土」
について、できるだけ分かりやすくお話しします。

まずは、「自分の環境なら、どんな土が育てやすいかな?」という視点から、一緒に考えてみましょう。
多肉植物の土、何を選べばいい?
多肉植物の土を選ぶとき、まず意識したいのが水はけと乾きやすさです。
ただし、「多肉植物なら、この土が最適」というひとつの答えがあるわけではありません。
育てる場所や水やりの仕方によって、ちょうどいい土は変わります。だからこそ、まずは多肉植物が育ちやすい土の条件を知って、自分の環境に合った最適な土を選ぶことが大切です。
多肉植物にはどんな土が向いている?
多肉植物は乾燥に強い植物ですが、水を嫌っているわけではありません。
水やりをしたときにはしっかり水を吸い、その後、余分な水が抜けて土が乾いていく。そんな環境をつくってあげることが大切です。

MYplusでは、多肉植物を育てる土について、「排水性・通気性がよく、乾きやすい土」を基本に考えています。
ただし、『乾きやすい』=水がすぐになくなればいい、ということではありません。適度に水分を含みながら、余分な水が抜け、時間とともに乾いていく。そのバランスが大切です。
多肉植物の土選びで意識したい3つのPOINT
- 水はけ
水やりをしたとき、余分な水がきちんと抜けること。 - 通気性
土の中に適度なすき間があり、水や空気が動きやすいこと。 - 乾き方
水やり後に適度に水分を含み、その後きちんと乾いていくこと
この3つを意識すると、「多肉植物にはどんな土が向いているのか」が少し分かりやすくなると思います。

POINT|初心者の方なら、『サボテン・多肉植物用』と表示された土から選んでみましょう。
ただし、『多肉植物用』と書いてあるからといって、どの商品も同じというわけではありません。
多肉植物といっても、種類や品種が多く、あなたが育てたい多肉植物の種類・品種にぴったりなのか?がわからないからです。
また、メーカーによって使われている原料や粒の大きさ、肥料の有無なども違います。だからこそ、袋に書かれている表示や、実際の土の状態を見ながら選んでみましょう。
ここからは、市販の土を選ぶときに確認したいポイントを見ていきましょう。
市販の土を選ぶときに確認したいこと
袋に書かれている「適用植物」を確認
まず確認したいのが、袋に書かれている適用植物です。「サボテン・多肉植物用」「エケベリア向け」「バラ用」「蘭用」など、どの植物を育てるための土なのかを確認しましょう。
さらに、次に紹介する原料や粒の状態なども一緒に見ていくと、より選びやすくなります。
配合されている原料を確認
土の袋には、使用されている主な原料が記載されています。たとえば、
- 赤玉土
- 鹿沼土
- 軽石
- 日向土(ボラ土)
- パーライト
- ピートモス などさまざまな原料があります。
原料には、それぞれ違った特徴があります。水を含みやすいもの、排水性を高めるものなど、使われる原料によって土の性質も変わります。

最初からすべての原料の特徴を覚える必要はありませんが、知っておくと今後の育て方に活きてきます。
まずは、「どんな原料が入っている土なのか」を確認するところから始めてみましょう。
肥料が入っているか確認
市販の土には、最初から肥料が入っているものもあります。肥料が入っていること自体が悪いわけではありません。
ただ、肥料入りの土にさらに肥料を加えると、必要以上になってしまうこともあります。
そのため、購入するときには、肥料配合の有無も確認しておくと安心です。
市販の土は「粒の大きさ」も確認
土を選ぶときは、袋の透明になっている部分などから、土の粒の大きさも見てみましょう。
多肉植物を育てる土では、粒と粒の間に適度なすき間があることが大切です。
粒の大きさがある程度そろっているか、極端に細かい粒や微塵が多くないかなど、実際の土の状態を確認してみましょう。
土選びは「育てる環境」でも変わる
同じ土を使っていても、育てる場所が違えば、土の乾き方は変わります。
日当たりや風通し、水やりの頻度などによって、土が乾くまでの時間は変わってくるからです。
だから、土だけを見て「この土が正解」と決める必要はありません。

土を選ぶときには、「自分はどこで、どんな育て方で多肉植物を育てるのか?」ということも一緒に考えてみましょう。
置き場所によって土の乾き方は変わる
たとえば、自然の光がよく当たり、風もよく通る場所では、土は比較的乾きやすくなります。
一方で、光や風が少ない場所では、同じ土でも乾くまでに時間がかかることがあります。
土を選ぶときには、「自分はどこで、多肉植物を育てるのか?」ということも一緒に考えてみましょう。
水やりの仕方(頻度)によって土を考える
水やりの仕方も、土選びに関係します。
水やりが好きで、多肉植物の様子を日々観察して、頻繁に水やりできる状態なのか
それとも、仕事もプライベートも忙しく、なかなか多肉植物に水やりをする時間がつくれないとか
同じ土でも、管理の仕方によって使いやすさは変わります。
だからこそ、土に合わせて育てるのではなく、自分の育て方に合った土を考えることも大切です。
自分の育てる環境に合った土を選ぶ
「多肉植物には、この土が絶対に正解」というものはありません。
日当たりや風通し、水やりの頻度、育てる場所などによって、土の乾き方は変わります。
だからこそ、多肉植物にとっての「最適な土」は、誰にとっても同じではありません。
大切なのは、「多肉植物用だからこれが最適」と決めることではなく
自分が育てる環境に合った土を選ぶことが大事です。

「今の置き場所の環境なら、どんな土が育てやすい?」そんな視点で選んでみましょう。
市販の土を自分好みにアレンジする方法
市販の土を使ってみて、『もう少し乾きやすくしたい』『もう少し水分を保ってほしい』と感じることがあります。
そんなときには、別の土を加えて、土の性質を調整することもできます。
水はけをよくしたいときは?
市販の土を使っていて、「もう少し水が抜けやすい土にしたい」と感じる場合は、排水性を高める土を加える方法があります。
たとえば、日向土(ボラ土)やパーライトなどです。
特に『花や野菜用の培養土』などは、植物を育てるために水分を保ちやすくつくられているものもあります。
そのため、多肉植物を育てる環境によっては、少し乾きにくいと感じることがあります。
そんなときに、排水性を高める原料を加えて、土の性質を調整することができます。
水持ちをよくしたいときは?
反対に、「水やりをしても、すぐに乾いてしまう」「もう少し水分を保ってほしい」と感じる場合は、保水性を高める土を加えることで調整する方法もあります。
たとえば、『花や野菜用の培養土』や「赤玉土」などです。
多肉植物の種類の中には、セダム属などの葉が小さく小ぶりのもの や 薄葉系のエケベリアなどは水切れによって調子を崩しやすいものもあります。
そんなときに、保水性を高める原料を加えて、土の性質を調整することができます。
ただし、アレンジする際は、加える量を考えないといけません。
今の環境で土がどのくらい乾くのかを見ながら、少しずつ調整する。
それも土づくりの楽しさのひとつです。
一からブレンドする方法
市販の土をアレンジするだけでなく、複数の原料となる土を自分で組み合わせて、一から土をつくる方法があります。
原料となる「基本用土」や「改良用土」には、それぞれ違った特徴があります。
そうした特徴を組み合わせながら、自分の育てる環境に合わせて土をつくっていきます。

「基本用土」や「改良用土」などの性質に興味がでてきて、自分ならこんな土なら育てやすそうと感じたころには、チャレンジするのがおすすめです。
土についてもっと詳しく知りたい方は、MYplusの「厳選!オリジナルブレンド土づくりに挑戦!」でも、基本用土や改良用土について詳しく紹介しています。
市販の土から、もう一歩進んで、自分に合った土を使ってみたい」そんな方は、ぜひこちらもご覧ください。
MYplusが考える「育てやすい土」
MYplusが土づくりで大切にしていること
MYplusでも、多肉植物を育てるための土について、これまでいろいろ試行錯誤してきました。
大切にしているのは、単純に「水はけがよければいい」ということではありません。水やりをしたら適度に水分を含み、その後は余分な水が抜け、土の中に空気が通り、きちんと乾いていく。
そして、実際に育てる環境の中で、苗を管理しやすいこと。それがMYplusの考える「育てやすい土」です。

暑い鹿児島のビニールハウスで、数100種類の多肉植物を生産するので、「管理しやすい」これにつきます。
MYplusのオリジナル培養土について
MYplusでも、多肉植物を育てる中で、育てやすさを考えながら土づくりを続けています。
実際に多肉植物を育て、販売しているからこそ、「この土なら管理しやすい」と思える土を考え配合しています。
MYplusのオリジナル培養土について、配合や特徴、どんな考えでつくっているのかを、別の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
多肉植物の土選びに迷ったら、まずは『水はけ』『通気性』『乾き方』を意識してみましょう。
そして、「多肉植物だから、とにかく乾きやすい土」と考えるのではなく、
「自分の育てる環境なら、どんな土が使いやすいだろう?」と考えてみてください。
土の種類はたくさんあります。でも、最初から完璧な土を探さなくても大丈夫です。
実際に育ててみて、土が乾く様子を見て、苗の姿を見て、
「もう少し乾きやすい方がいいかな」
「今の土でちょうどよさそうだな」
と考えながら、自分に合った土を見つけていけばいいのだと思います。
多肉植物の土に、誰にとっても同じ「正解」があるわけではありません。
でも、育てる環境や育て方を考えれば、自分にとっての「最適な土」を見つけることはできます。
「正解の土を探す」より、「自分の環境に合う、最適な土を見つける」

お気に入りの苗を、あなたにとって育てやすい環境で楽しんでみてください。
それでは、『 あなたと わたしに 多肉植物のある生活をplus♪ 』ありがとうございました

