多肉植物を購入して、

「この苗、いつ植え替えたらいいんだろう?」
「どんな鉢に植えればいい?」
「植え替えたあとは、すぐに水をあげていいのかな?」
そんなふうに迷ったことはありませんか?
せっかくお気に入りの多肉植物を見つけたなら、早くお気に入りの鉢に植えてあげたくなりますよね。
でも、購入したばかりの苗は、まず少しだけ待って、植え替える前に、苗をよく見てあげること。
これが、MYplusが大切にしている植え替えの第一歩です。
今回は、MYplusでも販売している2号サイズくらいのポット苗を例に、購入後の植え替え方から、植え替えたあとの管理まで紹介します。

「買った多肉植物を、これから大切に育てていきたい」
そんな方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まずは、買った苗をゆっくり観察してみよう
購入した苗は、すぐに植え替えたほうがいい?
多肉植物を購入すると、すぐに植え替えたくなるかもしれません。
でも、購入したばかりの苗は、それまで育っていた場所から、新しい場所へ移動したばかりです。
日当たり、温度、風通しなど、環境が変わったばかりなので、まずは新しい環境に慣れてもらうことも大切です。
特に、遠方から届いた苗や、暑い時期・寒い時期に届いた苗は、苗の様子を確認してから植え替えを考えましょう。
もちろん、
「鉢の中がかなり窮屈そう」「土や苗にカビや虫の発生がある」
など、早めに植え替えたほうがよい理由がある場合もあります。
大切なのは、購入したら必ずすぐ植え替える、という決まりにしないこと。
苗を見て、そのときの状態で考えてみてください。
まず確認したい苗の状態は?
植え替える前に、こんなところを確認してみましょう。
- 葉にしっかり張りがあるか
- 土が湿りすぎていないか
- 葉や株元に傷みがないか
- 虫やカビがついていないか
- 品種名のタグがあるか
- 苗がぐらついていないか
上から見るだけでなく、横からも苗を見てみるのがおすすめです。
多肉植物は、上から見るときれいに見えていても、横から見ると茎の伸び方や葉の状態が分かることがあります。
【画像:苗を上から見た写真】

【画像:苗を横から見た写真】

葉や土、根を見てみよう
植え替えるときには、ポットから苗を出して、土や根の状態も確認しましょう。
春や秋など、生育が進みやすい時期には、白くて新しい根が伸びていることもあります。
反対に、黒く傷んでいる根や、触ると簡単に崩れてしまう部分があれば、根の状態を確認しながら整理します。

新しい環境に慣れてから植え替えるという考え方
購入した苗をすぐに植え替えず、少し様子を見ることも、多肉植物を育てるうえでは大切です。
特に初めて多肉植物を育てる方は、「届いたらすぐ植え替えなきゃ!」と焦らなくても大丈夫。
まずは、光・水・風を見ながら、その苗が新しい環境に慣れていく様子を見てみてください。
そして「そろそろ植え替えてみようかな」と思ったら、次のステップです。
お気に入りの鉢を選ぶところから、植え替えを楽しもう
多肉植物の植え替えは、ただ苗を別の鉢へ移す作業ではありません。
せっかくなら、「この苗には、この鉢が似合うな」と考える時間も楽しんでみましょう。
どんな鉢を選べばいい?
鉢には、陶器・プラスチック・素焼きなど、いろいろな種類があります。
デザインも、大きさも、形もさまざま。
MYplusでは、それぞれ特徴はあるのですが、多肉植物はこの鉢じゃないとうまく育たないということはありません。
苗との相性を考えて、まずはお好きなデザインの鉢をお選びください。
今の鉢より少し大きい鉢を選ぶ
植え替えるときは、今の鉢より少し大きい鉢を選ぶのが基本です。
例えば、2号ポットの苗なら、2.5号くらいの鉢など。
いきなり大きすぎる鉢に植えると、鉢の中の土が多くなり、乾くまでに時間がかかることがあります。
「大きな鉢に植えたら、早く大きくなる?」
と思うかもしれませんが、鉢は苗とのバランスも大切です。
苗のサイズから一回り大きな鉢が気持ちよく育てられるサイズそんな感覚で選んでみてください。
鉢底に穴があることを確認
MYplusでは、まず鉢底に水が抜ける穴があることを確認してもらうことをおすすめします。
多肉植物は、土の中に水がずっと残る状態を避けたい植物。
そのため、鉢を選ぶときも「水がきちんと抜けるか」を見ておきましょう。
底穴があることで、余分な水が抜けやすくなります。

鉢底ネットや鉢底石はどうする?
鉢底ネットは、土が鉢底穴からこぼれるのを防ぐために使います。
鉢底穴の大きさによっては、必要かどうかを考えてみてください。
鉢底石についても、必ず入れなければいけないものではありません。
鉢の形や深さ、底穴、使う土などを見ながら考えていきます。
大切なのは、「鉢底石は必ず入れる」ではなく、鉢・土・水やりを合わせて考えること。
MYplusのオリジナル配合土についても、植替えで使う場合の疑問をQ&Aにまとめています。
【MYplusのオリジナル配合土Q&A|使い方・水やり・植え替えの疑問を解決】
いよいよ植え替え。苗の根っこも見てみよう
鉢が決まったら、いよいよ植え替えです。
ここでは、MYplusで実際に行っている植え替えを参考に、順番に見ていきましょう。
ポットから苗をやさしく取り出す
ポットから苗を取り出すときは、苗を無理に引っ張らないようにします。
ポリポットなら、側面を指でやさしく揉んで、土を少しほぐしてあげると取り出しやすくなります。
苗を持つときも、葉を強くつかまないように。
株元を支えながら、ゆっくり取り出しましょう。

根についている土を確認する
苗を取り出したら、根と土の状態を見てみましょう。
根がしっかり張っているかな?
傷んでいるところはないかな?
新しい白い根が出ているかな?
せっかくの植え替えです。
普段は鉢の中に隠れていて見えない部分を、ぜひ一度観察してみてください。

古い根や傷んだ根はどうする?
根を確認して、明らかに傷んでいる部分や、触るとポロポロ崩れるような古い根があれば整理します。
元気な根まで無理に取り除かず、苗の状態を見ながら必要なところだけ整理するようにしましょう。
思い切って、根を中間あたりからハサミで切る方法もります。その場合は、清潔なハサミを使いましょう。
ハサミを使う前には、消毒しておくと安心です。

根を整理したら、新しい土で植える
根の確認ができたら、新しい鉢へ植えていきます。
土を入れながら、苗の高さを調整します。
高すぎても、低すぎても、苗が落ち着きません。
土を少しずつ入れて、鉢を軽くトントンとしたり、鉢を揺らしたりしながら、根と根の間にも土が入るようにします。
最後に、苗が傾いていないか確認しましょう。

最後に苗の向きとバランスを整える
植え替えが終わったら、上からだけでなく横からも見てみましょう。
「こっちを向けたほうがかわいいな」
「少しだけ右に傾けようかな」
そんなふうに、最後のバランスを整えるのも楽しいところ。
そして、品種名のタグがある場合は、忘れずに戻しておきましょう。
後になって、
「これ、何ていう品種だったっけ?」
となるのを防ぐためにも、植え替えたそのときにタグを戻しておくのがおすすめです。

MYplusの土で、苗を新しい鉢へ
ここで、植え替えに使う土について少しお話しします。
「多肉植物には、どんな土を使えばいい?」
これは、植え替えをするときに多くの方が気になるところですよね。
多肉植物を植える土は何を使えばいい?
多肉植物用として販売されている市販の土でも育てることができます。
大切なのは、その土が自分の育てる環境に合っているかを見ることです。
置き場所や水やりの仕方が変われば、土の乾き方も変わります。
MYplusでは、そんなことを考えながら、実際の生産で使う土を試行錯誤してきました。
土の選び方についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
MYplusでは、実際の生産にオリジナル配合土を使っています
MYplusでは、多肉植物の生産でオリジナル配合土を「基本の土」として使っています。
ボラ土、鹿沼土、赤玉土、ピートモス、バーミキュライト、もみ殻くん炭、パーライト、花と野菜の培養土。
8種類の素材を組み合わせています。
最初から「8種類で作ろう」と決めたわけではありません。
鹿児島のビニールハウスで多肉植物を育てながら、
「もう少し水分を保ちたい」
「ここをもう少し調整したい」
と試して、比べて、今の配合になりました。
詳しい誕生の話や、それぞれの素材についてはこちらで紹介しています。
【多肉植物の土に迷ったら|MYplusの8種混合オリジナル配合土】

植え替えたあとは、苗の様子を見ながら育てよう
植え替えが終わったら、ここからが新しい鉢でのスタートです。
植え替え後は、いつもと同じように水やりすればいいとは限りません。
根をどのくらい触ったのか、植え替えた時期はいつなのか。
そして、土はどのくらい乾いているのか。
そこを見ながら管理していきます。
植え替え後、すぐに水やりしていい?
植え替えた苗の状態によって考えます。
特に、根を整理したり切ったりした場合は、すぐにたっぷり水を与えるのではなく、根の状態を見ながら少し休ませる必要があります。
一方で、根をほとんど触らず、苗の状態も元気であれば、状況によって水やりのタイミングは変わります。
だからMYplusでは、「植え替えたら○日後」と一律には決めていません。
土の乾き具合と苗の状態を見て判断します。
根を整理したときは、少し休ませる
根を切ったり整理した場合は、傷口が落ち着く時間も考えます。
特に植え替え直後に土がずっと湿った状態にならないよう、置き場所や土の乾き方にも注意しましょう。
「水をあげないこと」だけを意識するのではなく、その苗が今どんな状態なのかを見ること。
ここがポイントです。
土が乾いたら、いつもの水やりへ
植え替え後、苗の状態が落ち着いて、土もしっかり乾いてきたら、通常の水やりへ戻していきます。
水やりをするときは、少しだけ表面を濡らすのではなく、鉢底から流れるくらいしっかりと。
そのあとは、またしっかり乾かします。
多肉植物の水やりは、
「たっぷりあげる」ことと「ずっと濡らしておく」ことは違います。
このメリハリを覚えておいてくださいね。
光・水・風を見ながら新しい環境に慣らす
植え替えたあとは、土だけを見るのではなく、
光・水・風、この3つを見ながら育てていきましょう。
特に、それまで室内やお店の中にいた苗を、いきなり強い日差しに出す場合は注意が必要です。
苗が今までどんな環境にいたのかを考えて、少しずつ新しい環境に慣らしていきます。
多肉植物は、「この場所なら絶対大丈夫」
と決めるより、苗の様子を見ながら置き場所を調整していくほうが分かりやすいですよ。
植え替えは、多肉植物との暮らしを楽しむ時間
植え替えというと、
「根を整理して、土を入れて、鉢に植える。」
そんな作業のように感じるかもしれません。
でも、MYplusでは、植え替えも多肉植物を楽しむ時間のひとつだと思っています。
お気に入りの苗を、お気に入りの鉢へ
ポットに入っていた苗を取り出して、
「この鉢が似合いそう」
と選んで。
根っこを見て、
「こんなふうに根が張っていたんだ」
と知って。
新しい土に植えて、
「これからどんなふうに育つかな」
と考える。
植え替えをすると、それまでより少しだけ、その苗との距離が近くなるような気がしませんか?
苗を見ながら、自分の育て方を見つけていこう
多肉植物の育て方には、いろいろな方法があります。
でも、MYplusが大切にしているのは、
「まず苗を見ること」です。
土は乾いているかな。
葉の様子はどうかな。
今日は風があるかな。
光は足りているかな。
そんなふうに苗を観察していると、少しずつ、
「この子は、こんな感じが好きなのかな」
と分かってくることがあります。
それが分かってくると、多肉植物を育てることが、もっと楽しくなってきます。
そして、土についてもっと知りたくなったら、自分でブレンドしてみるのもいい。
自分で土を揃えるのが大変なら、MYplusが実際に使っている土を使ってみるのもいい。
育て方に「これが絶対」という答えをひとつに決めなくても大丈夫です。
MYplusの苗を、MYplusの土で育ててみる
もし今回、
「MYplusの苗を買ってみた」
「植え替えるなら、MYplusが使っている土も試してみたい」
と思ってくださったら、オリジナル配合土もぜひ覗いてみてください。
MYplusのオリジナル配合土は、商品として作るために考えた土ではありません。
多肉植物を育てるために、実際に使いながら、試して、比べて、少しずつ作ってきた土です。
自分で8種類の素材を揃えてブレンドするのは大変。
でも、MYplusが実際に使っている土を試してみたい。
そんな方には、そのまま使える選択肢としておすすめしています。
【MYplusのオリジナル配合土Q&A|使い方・水やり・植え替えの疑問を解決】
植え替えたばかりの苗を見ながら、
「かわいいな」
「かっこいいな」
「これからどんなふうに育つんだろう」
そんな時間を楽しんでもらえたら、MYplusは嬉しいです。
お気に入りの苗を、お気に入りの鉢へ。
そして、自分の育てている環境に合った育て方を、少しずつ見つけていく。
多肉植物との暮らしが、そんなふうにもっと楽しくなりますように。

植え替えから、新しい多肉植物との時間を楽しむこと
これが、多肉植物を育てる大きな魅力です。
それでは、『 あなたと わたしに 多肉植物のある生活をplus♪ 』ありがとうございました


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